【プロの“物差し”を全公開】私が「RTINGS.com」の客観的データだけを信じる理由。スコアとグラフの“正しい”読み方【ランキング不要】

「どのサウンドバーがいいんだろう?」

あなたがそう思って検索すると、画面を埋め尽くすのは「サウンドバーおすすめランキングTOP10」「価格帯別・最強モデルはこれだ!」といった記事ばかり。

しかし、そのほとんどが、誰が・どういう基準で付けたランキングなのか、曖昧なままではないですか?

「クリアな高音が魅力」「迫力の重低音!」

…こうした「個人の感想」だけで、10万円、20万円もする高額な機材選びを決めてしまうのは、あまりに危険だと思いませんか?

はじめまして。スマートホームシアターの教科書を運営している、シアターコンシェルジュのナオキです。

私のブログでは、運営者哲学として「無責任なおすすめランキング記事は絶対に作成しない」と公言しています。私がランキングを書かない理由(運営者情報)

なぜなら、プロとして20年以上この業界を見てきた私には、巷の「感想レビュー」や「ランキング」とは全く別の、絶対的に信頼できる「評価の物差し」があるからです。

この記事では、当ブログの信頼性の“核”とも言える、その「物差し」のすべてを公開します。

結論から言うと、私が機材評価で唯一信じるのは、カナダにある独立したテストラボ「RTINGS.com」が公開する、客観的な測定データだけです。

この記事を読めば、以下のことが明確になります。

  • なぜ、巷の「おすすめランキング」を信じてはいけないのか?
  • なぜ、プロは「RTINGS.com」のデータだけを信じるのか?
  • そのスコアやグラフの「どこ」を見て、「どう」判断しているのか?

少し長い記事になりますが、ここを理解するだけで、あなたの機材選びは「感想に惑わされるギャンブル」から「事実に裏付けられた賢い投資」に変わります。

もう二度と“沼”にハマりたくない方だけ、読み進めてください。

▼お忙しい方へ:この記事の結論

巷の「おすすめランキング」や「個人の感想レビュー」は、評価基準が曖昧であり、アフィリエイト広告が目的であることも多く、40代の賢い機材選びの基準にはなり得ません。

私が唯一信頼する「RTINGS.com」は、

  • 全製品を自腹で購入
  • メーカーの忖度一切なし
  • 全製品を同一の専用ラボ・同一の機材で測定した客観的データを公開する

世界で最も信頼できるテスト機関です。

当ブログ(スマートホームシアターの教科書)の役割は、この信頼できる「客観的データ」が、あなたの生活環境(例:日本の6畳間、夜間の小音量視聴)において“どういう意味を持つのか” を、プロの視点で「翻訳」することです。

もう主観的なレビューに振り回されるのはやめましょう。「事実」に基づいた賢い選択を、私と一緒に始めていきましょう。

目次

なぜ巷の「おすすめランキング」を信じてはいけないのか?

まず、大前提の確認です。なぜ私は、あれほどまでに「ランキング記事は書かない」と明言しているのか。

でも、ランキングは分かりやすいし、何が人気なのか知りたいです。

ナオキ

お気持ちは痛いほど分かります。ですが、40代からの「賢い投資」を目指すなら、その“分かりやすさ”こそが「沼」への入り口なんです。

巷のランキング記事には、大きく分けて2つの「罠」があります。

罠1:評価基準が「個人の感想」でしかない

「このサウンドバーは、音がクリアで素晴らしい!」

そう書かれていても、「誰にとって」クリアなのでしょうか?

  • 20代のロック好きが「クリア」と感じる音
  • 40代の映画好きが「クリア(セリフが明瞭)」と感じる音

これらは全く違います。また、「どんな環境で」聞いたのかも不明です。壁が反響しやすい6畳のワンルームと、音を吸収してしまう20畳のリビングでは、同じ機材でも音は激変します。

個人の感想とは、「その人の好み」「その人の環境」に依存した、極めて主観的な情報でしかありません。

罠2:ランキングの順位が「広告費」で決まっている可能性

残念ながら、世の中のレビューサイトの多くは、アフィリエイト(成果報酬型広告)で運営されています。

もちろん、それはビジネスとして正当な手法であり、当ブログもアフィリエイトリンクを使用しています。

問題なのは、その「順位付け」です。

  • 「今月はこの製品を売りたいから1位にしよう」
  • 「報酬単価が高いから、デメリットには目をつぶって推薦しよう」

こうした運営側の都合で、ランキングが意図的に操作されている可能性はゼロではありません。

つまり、あなたが「ランキング1位だから」という理由で選んだ製品は、「あなたにとって1位」なのではなく、「そのサイトが売りたい1位」だった、という悲劇が起こり得るのです。

うわぁ…。確かに、どのサイトも似たような製品ばかり勧めてる気がしてました。

ナオキ

そうですよね。だからこそ、私たちは「感想」や「誰かの都合」ではなく、公平で客観的な「事実(データ)」に基づいて判断する必要があるんです。その唯一の答えが「RTINGS.com」なのです。当ブログが「ランキング」の代わりに提唱する「スマートホームシアター」の詳しい定義はこちらをご覧ください。

私が「RTINGS.com」だけを信じる3つの客観的理由

RTINGS.com(https://www.rtings.com/)は、カナダに本拠を置く、テレビやオーディオ機器などを専門にレビューするテスト機関です。

私が20年以上の経験の中で、最終的に「ここしか信じられない」と結論付けた理由は、彼らの運営方針が以下の3点で鉄壁だからです。

理由1:圧倒的な「公平性」

RTINGS.comは、メーカーからレビュー用の製品提供(貸与)を一切受け付けません。

彼らがレビューする製品は、すべて自腹で一般の小売店(AmazonやBest Buyなど)から購入しています。私たち消費者と全く同じルートで入手しているのです。

出典:RTINGS.com | How We Test Soundbars  Transforming Data Into Objective Reviews

これにより、メーカーへの「忖度」が入り込む余地はゼロです。彼らのレビューはアフィリエイト広告やメーカーからの広告費ではなく、読者からの寄付やサイトの広告枠販売(記事内容には干渉しない)によって運営されています。

「このメーカーに悪い評価を付けたら、次の新製品を貸してもらえないかも…」といった、日本の多くのレビュー媒体が抱える“しがらみ”が一切ないのです。

理由2:絶対的な「客観性」

これが最も重要です。RTINGS.comは、「感想」を書きません。

彼らが行うのは、専用の測定ラボ(無響室など)で、高精度の測定器(ダミーヘッドマイク、分光計など)を使い、すべての製品を「全く同じテスト手順」で測定することです。

  • テレビの輝度は何nitか?
  • サウンドバーの周波数特性(どの音域がどれだけ出ているか)のグラフは?
  • 遅延は何ミリ秒か?

これら全てが、数値とグラフという「客観的データ」として公開されます。

ナオキ

「Aさん」が聞いた感想と「Bさん」が聞いた感想は比べようがありませんが、「製品A」の測定データと「製品B」の測定データは、絶対的な基準で比較できます。 これが「物差し」として機能する最大の理由です。

例:音のテスト手法
(製品カテゴリーの名称からも予想される通り、サウンドバーのレビューでは音が中心となります。当社のテスト手法は、ご自宅でのサウンドバーの体験を反映した形でオーディオ性能を評価することを目的としています。測定は、ソファ1台と最小限の音響処理を施した部屋で行います。この実環境での設定により、現実的な居住空間におけるサウンドバーの性能を捉えることが可能です。)

出典:RTINGS.com | How We Test Soundbars

理由3:驚異的な「網羅性」

彼らのテスト項目は、プロの私から見ても「異常」なほど詳細です。

例えばサウンドバーの評価(Score)は、単に「音質」という曖昧なものではありません。「Movies(映画)」「Music(音楽)」「Dialogue(セリフ)」といった用途別に細分化され、さらにその内訳として…

  • Stereo Frequency Response(ステレオ周波数特性)
  • Stereo Soundstage(音の広がり)
  • Stereo Dynamics(音の迫力・ダイナミクス)
  • Stereo Total Harmonic Distortion(音の歪み)
  • Center Channel(センタースピーカーの性能)
  • Surround Channels(サラウンド性能)
  • Atmos(アトモス性能)

…など、膨大な項目がすべて数値化・グラフ化されています。

ナオキ

巷のレビューが「この製品は音がイイ!」という一言で済ませている部分を、彼らは「なぜ良いのか(あるいは悪いのか)」を分解し、すべてデータで証明してくれるのです。

なるほど…。信頼できる理由は分かりました。でも、そのデータが専門的すぎて、結局どう見ればいいのかが…。

ナオキ

その通りです。RTINGS.comの唯一の「弱点」であり、同時に、私(シアターコンシェルジュ)の「最大の役割」が存在する理由です。

【プロの“物差し”を全公開】サウンドバー評価、ナオキは「スコア」のココを見ている

この“物差し”で整理したレビュー済みサウンドバー全リストはこちら

RTINGS.comのデータは、いわば「健康診断の血液検査データ」のようなものです。数値が並んでいても、その意味が分からなければ宝の持ち腐れです。

ここでは、私がサウンドバーを評価する際、特に重要視している「3つの項目」と、その「プロとしての見方」を特別に解説します。

【大前提】
RTINGSのスコアは10点満点です。しかし、重要なのは総合点ではなく「内訳」です。

1. 「Stereo Frequency Response (周波数特性)」

これは「音のバランス」を示す、最も重要なグラフです。

  • グラフが平坦(フラット)に近いほど、原音に忠実でバランスの良い「良い音」とされます。
  • 低音域(グラフ左側)が不自然に盛り上がっていれば「ブーミーな(こもった)低音」。
  • 高音域(グラフ右側)が落ち込んでいれば「こもった、抜けの悪い音」と判断できます。

出典:RTINGS.com | Sonos Beam (Gen 2)  Soundbar Review

このSonos Beam (Gen 2)のデータを詳しく翻訳した比較記事はこちら

出典:RTINGS.com | Bose Smart Soundbar 900 with Speakers + Bass Module  Soundbar Review

このBose 900の後継機「Ultra Soundbar」完成形の翻訳レビュー記事はこちら

ナオキ

私がここで重視するのは、「低音量(Low Volume)」で聴いた時のバランスです。40代のライフスタイルでは、家族が寝静まった夜中に、小音量で映画を見る機会も多いですよね?

まさにそれです! 音量を下げると、途端にセリフが聞こえなくなったり、迫力がゼロになったり…。

ナオキ

RTINGSは「Slope」という数値で、音量による音痩せ(ドンシャリ化)も測定しています。ここの数値が悪い製品は、小音量での視聴が多い方には「買ってはいけない」と判断します。巷のレビューでは絶対に分からない、客観的データならではの視点です。こうした「プロの物差し」を使ったサウンドバー選びの“唯一の正解”は、こちらの記事で詳しく解説しています。【あわせて読みたい】「周波数特性」をデータで徹底比較(SONY HT-A9M2 vs Bose Ultra)

2. 「Stereo Soundstage (音の広がり)」

これは「音がどれだけ左右に広く聴こえるか」のスコアです。

サウンドバーは一本のバーなのに、まるで左右の壁から音が聴こえるような「バーチャルサラウンド」を謳う製品が多いですよね。

ナオキ

あれが「本当」なのか「誇大広告」なのかは、このスコアで一発で分かります。

RTINGSでは、バーの「物理的な横幅」を超えて音が広がっているかを厳密に測定しています。

  • スコアが低い製品(例:5.0点)は、音がバー本体の周りにまとわりつくだけで、まったく広がって聴こえません。
  • スコアが高い製品(例:8.5点以上)は、本当にバーチャルで左右にスピーカーを置いたかのような広がりを実現しています。

うわ、それ知りたかった…。

ナオキ

リビング全体を音で満たす「没入感」が欲しいなら、ここのスコアは絶対に妥協してはいけないポイントです。「本物の没入感に必要な“セットアップ”」

3. 「Stereo Dynamics (ダイナミクス)」

これは「音の迫力(最大音量と音の歪みのなさ)」を示すスコアです。

「最大音量はどれくらい出せるか?」を測定していますが、私が注目するのはそこではありません。

ナオキ

私が注目するのは、「最大音量近くでも音が歪まないか(THD: 全高調波歪み)」です。

スコアが低い製品は、映画のクライマックス(爆発音など)で音量を上げると、音が割れたり、潰れたり(コンプレッション)してしまいます。

ナオキ

40代のシアターは、ただ大きな音が出れば良いわけではありません。静かなセリフから迫力ある効果音まで、音量を上げても破綻しない「余裕」こそが「上質な体験」に繋がります。ここのスコアは、その「器の大きさ」を示しているんです。【翻訳実例】Bose完成形の「Dynamics(迫力)」スコアが“異次元”な理由

なるほど…。総合点だけじゃなく、自分の目的に合わせて項目を読み解かないといけないんですね。

ナオキ

その通りです! 例えば「映画のセリフを明瞭に聞きたい」なら、「Dialogue/Center」のスコアを最重要視すべきです。このように、あなたの「目的」と「データ」を翻訳し、結びつけるのが私の仕事です。「実際のデータ比較翻訳(HT-A9M2 vs Bose)はこちら」

RTINGS.comの「弱点」と、それを補う私の「役割」

RTINGS.comを絶賛してきましたが、もちろん弱点もあります。

  • 全部「英語」である: 専門用語も多く、読み解くハードルが非常に高いです。
  • データが「専門的」すぎる: 前述の通り、データが何を意味するのかを理解する「物差し」がなければ、宝の持ち腐れになります。
  • 「海外モデル」が基準である: 日本国内モデルと型番や仕様が微妙に異なるケースがあり、注意が必要です。(翻訳実例:なぜREGZAはRTINGSに載っていないのか?)
  • 「空間」は評価できない: 彼らが測定するのは「機材の素の性能」です。あなたのリビングの形状、壁の材質、家具の配置といった「部屋の反響特性」までは考慮されていません。

だからこそ、シアターコンシェルジュ(ナオキ)としての私の役割が明確になります。

ナオキ

私の役割は、RTINGS.comの「客観的データ」という“事実”を、「日本の40代の住環境(例:6畳〜12畳のリビング、マンションでの小音量視聴)」や「ライフスタイル(例:映画・ゲーム・音楽の比率)」に合わせて“翻訳”し、あなたにとっての「唯一の正解」を導き出すことです。(翻訳例)“畳数”に惑わされない「テレビの最適視聴距離」をデータで導く方法はこちら
【翻訳実例:テレビ編】BRAVIA 9 vs A95L、RTINGSデータが示す「シアター用途」の唯一解
この“物差し”で整理したレビュー済みテレビ全リストはこちら
【翻訳実例:ゲーム編】PS5/Xboxの“沼”が終わる「ゲーミングシアター唯一解」

このブログは、RTINGSのデータを丸写しするサイトではありません。世界基準の客観的データと、20年超の現場経験(専門性)を掛け合わせることで、「失敗しない・沼にハマらない賢い機材選び」という価値を提供する“教科書”なのです。

まとめ:もう「感想」で選ぶのはやめましょう

この記事では、なぜ私が無責任なランキング記事を否定し、「RTINGS.com」の客観的データだけを信じるのか、その理由と「プロの物差し」を全公開しました。

  • 巷の「おすすめランキング」は、基準が曖昧な「感想」か「広告」でしかない。
  • RTINGS.comは、「自腹購入」「同一環境測定」による絶対的な「公平性」と「客観性」を持つ唯一無二のテスト機関である。
  • プロは総合点ではなく、「周波数特性(音痩せ)」「音の広がり」「ダイナミクス(歪み)」など、目的に応じてスコアの内訳を読み解く。
  • 当ブログの価値は、その客観的データを日本の40代の生活環境に「翻訳」することにある。

もう、他人の曖昧な「感想」に、あなたの大切なお金と時間を賭けるのはやめませんか?

このブログでは、すべての機材レビューをこの「RTINGS.comの物差し」に基づいて行っています。

どの記事を読んでいただいても、そこにあるのは「個人の感想」ではなく、「客観的データに基づく、あなたのための翻訳」です。

ぜひ、他の記事も読んでみてください。特に、当ブログの「哲学」を詰め込んだ以下の記事から読んでいただけると、“沼”を回避する最短ルートがご理解いただけるはずです。【40代からの結論】「スマートホームシアター」とは何か?“沼”確定の5.1ch神話と決別し、「サウンドバーセット+大型テレビ」を選ぶべき全理由

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