40代からのホームシアター構築、ありがとうございます。シアターコンシェルジュのナオキです。
「Sonos Beam (Gen 2)」は、そのコンパクトさとDolby Atmos対応で非常に人気のあるサウンドバーですよね。
しかし、当ブログ「スマートホームシアターの教科書」の読者様、あるいは以前の「単体レビュー記事」を読んでくださった方なら、もうお気づきのはずです。
「サウンドバー単体では、本当の没入感は得られない」 という事実に。
巷のランキングサイトでは「これ一本でOK!」と無責任に推奨されがちですが、現実は違います。特に映画の「迫力(低音)」と「包囲感(サラウンド)」は、単体では物理的に限界があります。私が無責任なランキングを書かない理由
じゃあ、Beam (Gen 2) は買ってはいけないの?
ナオキいえ、逆です。Beam (Gen 2) は、「完成形」への“入口”として非常に優秀な「核(コア)」なんです。
この記事では、Sonos Beam (Gen 2) が「サブウーファー(Sub Mini)」と「リアスピーカー(ERA 100)」を手に入れ、「完成形」 となった時、その評価がどう“激変”するのか。
そして、なぜこのシステムこそが、AVアンプの“沼”を回避したい40代にとって「最も賢い18万円クラスの投資」 となるのか。
今回も、私の主観や感想ではなく、信頼できる客観的データ「RTINGS.com」の測定結果を基に、その「決定的な差」を徹底的に解説していきます。
結論から言うと、Sonos Beam (Gen 2) は「完成形」(Sub Mini+ERA 100セット)で初めて“真価”を発揮します。
- 単体 (Movies 7.2点): 映画の迫力(低音)とサラウンド感に明確な不満が残る。「没入感」には程遠い。
- 完成形 (Movies 7.7点 / Dialogue 8.2点): 専門家として「これは別物だ」と断言できるレベル。特に映画のセリフの明瞭度 (Dialogue 8.2点) は、ハイエンド機である Sonos Arc Ultra (8.1点) を上回ります。
中途半端な投資で後悔したくない、AVアンプの配線地獄を避けつつ「本物の没入感」を手に入れたい40代の方に、この「完成形」セットを強く推奨します。


▼ Sonos Beam (Gen 2) 「完成形」セット
- 核となるサウンドバー:Sonos Beam (Gen 2)
- 迫力を加えるサブウーファー:Sonos Sub Mini
- 包囲感を加えるリアスピーカー:Sonos Era 100 (×2)
決定的差:Sonos Beam (Gen 2)「単体」 vs 「完成形」RTINGS.com データ比較
では、早速ですが「単体」と「完成形」の客観的評価(スコア)がどれほど違うのか、RTINGS.com のデータで比較してみましょう。
ここで言う「完成形」とは、RTINGS.com がレビューした「Sonos Beam (Gen 2) + Sub Mini + One SL (リアスピーカー)」のセットを指します。



※補足です。RTINGS.comがテストに使用したリアスピーカー「One SL」は、現在販売終了となっています。この記事で推奨する「Era 100」は、その「One SL」の正統な後継機であり、音質・機能ともに向上しているため、スコアとしては同等か、それ以上と考えていただいて問題ありません。
▼ Sonos Beam (Gen 2) 「単体」 vs 「完成形」 スコア比較
評価項目 Sonos Beam (Gen 2)単体 完成形 (+Sub mini, +Era 100) スコア差 Mixed Usage (総合) 7.4 7.9 +0.5 Dialogue/TV (会話/TV) 7.5 8.2 +0.7 Music (音楽) 7.5 7.9 +0.4 Movies (映画) 7.2 7.7 +0.5 出典:RTINGS.com |Sonos Beam (Gen 2) Soundbar Review
出典:RTINGS.com |Sonos Beam (Gen 2) with Sub Mini + One SL Speakers Soundbar Review
このスコアの「差」こそが、私たちが「単体」ではなく「完成形」を選ぶべき理由のすべてです。
巷のランキングサイトでは、この「システムアップによる音質の激変」については決して語られません。スコアの数字だけ見てもピンと来ないかもしれませんので、プロの視点でこの「0.5点」「0.7点」の“本当の意味”を翻訳します。
映画評価 (Movies 7.2 → 7.7):「迫力」と「包囲感」の劇的向上
▼ Sonos Beam (Gen 2) 「単体」 vs 「完成形」 スコア比較
出典:RTINGS.com |Sonos Beam (Gen 2) Soundbar Review
出典:RTINGS.com |Sonos Beam (Gen 2) with Sub Mini + One SL Speakers Soundbar Review
まず、映画体験で最も重要な「Movies」スコアが 7.2 → 7.7 へと大きくジャンプアップしています。
これは、仕事に例えるなら「一人で何でも屋をやっていたAさん(単体)」が、「優秀な部下2名(Sub Miniとリア)」を得て、「マネジメントに専念できるようになったBさん(完成形)」 になったようなものです。
- Sub Mini の効果(低音の分離):
単体 (7.2点) の最大の弱点は、物理的なサイズからくる「低音の弱さ」です。爆発音や地響き(LFE: 低域効果音)をBeam本体だけで無理やり鳴らそうとするため、音がこもり、中音域(セリフなど)まで濁らせてしまいます。
しかし、「完成形」では、迫力ある低音を「Sub Mini」がすべて引き受けます。 これにより、Beam (Gen 2) 本体は、最も得意とする中音域~高音域の表現にリソースを集中できるようになります。結果、音全体の解像度が劇的に向上します。 - リア (ERA 100) の効果(本物のサラウンド):
Beam単体でも「バーチャルDolby Atmos」を謳っていますが、所詮は“なんちゃって”です。壁の反射を利用するため、部屋の形状に大きく左右されますし、本当の「後ろからの音」は再現できません。
しかし、「完成形」では、物理的なリアスピーカー (ERA 100) があなたの“後ろ”に存在します。 これにより、戦闘機の飛行音、後ろからの足音、雨の音などが「本物のサラウンド」としてあなたを包み込みます。
この「低音の分離」と「本物のサラウンド」こそが、スコアを0.5点も引き上げ、「没入感」を生み出す正体です。サウンドバー単体で後悔する理由
会話評価 (Dialogue 8.2点):「ハイエンド機超え」の明瞭度
映画の迫力は分かったけど、Dialogue (会話) のスコアが 7.5 → 8.2 に上がっているのはなぜ?



素晴らしい着眼点です。実は、私がこの「完成形」を強く推奨する最大の理由が、この「Dialogue 8.2点」にあります。
RTINGS.com における Dialogue スコア 8.2点というのは、驚異的な数値です。
参考までに、Sonos のフラッグシップ機「Sonos Arc Ultra(単体)」の Dialogue スコアは 8.1点。つまり、Beam (Gen 2) の「完成形」は、映画のセリフの聞き取りやすさにおいて、10万円以上する格上の Arc を上回る評価を得ているのです。
これは先ほどの「仕事の例え」と同じです。
Sub Mini が低音を引き受けたことで、Beam (Gen 2) 本体の中央にある「センターチャンネル(主にセリフを担当)」の負担が劇的に減りました。
結果、効果音やBGMに埋もれがちな映画やドラマの「声」が、驚くほどクリアに、スッと耳に届くようになります。
40代を過ぎると、コンテンツの「聞き取りやすさ」は「迫力」と同じか、それ以上に重要になりますよね?この「Dialogue 8.2点」こそ、私たちが「完成形」に投資すべき、明確な理由です。
なぜこれが「AVアンプの沼」を回避する“賢い投資”なのか
ここまでの解説で、「完成形」の圧倒的なパフォーマンスはご理解いただけたと思います。
でも、それだけ出すなら、AVアンプと5.1chスピーカーを揃えたほうが良いのでは?



その疑問こそ、40代がハマりがちな「AVアンプの沼」への入口です。
確かに、AVアンプと個別のスピーカーシステムは、正しく組めば素晴らしい音を出します。しかし、そこには計り知れない「沼」が待っています。AVアンプを買ってはいけない理由
- 複雑すぎる配線地獄(スピーカーケーブル5本+サブウーファー1本…)
- 巨大なAVアンプの設置場所問題
- スピーカーのインピーダンスだの、アンプの出力だの、難解な専門用語
- 家族(特にパートナー)からの理解を得にくい、その物々しい外観
Sonos Beam (Gen 2) の「完成形」が賢いのは、これらすべての「沼」要素を、テクノロジー(Wi-Fi接続)で解決している点です。
テレビとBeam (Gen 2) をHDMI eARCケーブル1本で繋ぐだけ。
Sub Mini も、リアの ERA 100 も、必要なのは「電源ケーブル」だけ。
あとはすべて、Sonos アプリがWi-Fi経由でシームレスに接続し、部屋の音響特性を自動で最適化(Trueplay)してくれます。
AVアンプシステムでこの音質と利便性を実現しようとすれば、18万円では到底収まりません。
だからこそ、この「Sonos Beam 完成形セット」は、“沼”を回避して「異次元の没入感」だけを手に入れたい40代にとって、最も合理的な「賢い投資」だと私は断言します。
「完成形」への賢いステップアップ構築法
とはいえ、18万円の投資を一度に行うのは勇気がいる、という方もいらっしゃるでしょう。Sonosが賢いのは、「段階的」にシステムを構築できる点にもあります。
まずは核となる Beam (Gen 2) を導入します。この時点ではまだ「完成形」ではありませんが、テレビのスピーカーとは比べ物にならないクリアな音声を体験できます。
次に「Sub Mini」を追加します。この瞬間、Beam (Gen 2) が低音の呪縛から解放され、音の解像度が劇的に上がります。映画の迫力が一変する、最も効果を感じやすいステップです。
最後に「Era 100」をペアでリアに設置します。これで「本物のサラウンド」が完成。後ろから音が聞こえる、真の没入体験が始まります。



もちろん、このように段階的に揃える楽しみ方もあります。ですが、音質の“激変”度合いで言えば、Step 1(単体)とStep 2(Sub Mini追加)の差が最も大きいです。中途半端な状態で満足できず、すぐに次が欲しくなるのが“沼”の入口ですから…最初から「完成形」セットで導入するのが、結果的に最も賢い投資になると私は考えています。
懸念点:口コミと専門家の見解
とはいえ、完璧な製品はありません。ECサイトなどの口コミから懸念点をピックアップし、専門家として回答します。
【ネガティブな口コミ】
「Beam 単体で買ったら、思ったより低音が弱くてがっかりした」



これは100%同意します。 だからこそ、当ブログでは「単体」での運用を推奨していません。RTINGSの「Movies 7.2点」が示す通り、単体では映画の迫力を出すには力不足です。この不満は「Sub Mini」を追加すれば完全に解決します。
【ポジティブな口コミ】
「設定がアプリで本当に簡単だった。リアスピーカーを追加したら別次元になった」



その通りです。この「体験の良さ」こそ Sonos の真骨頂です。特にリアスピーカー(ERA 100)がもたらす「本物の包囲感」は、一度体験すると元には戻れません。
【懸念点】
「全部揃えると高い…」



確かに、総額17万円を超える投資になります。しかし、これは「消費」ではなく「投資」です。中途半端に5万円の単体サウンドバーで「こんなものか…」と後悔し続ける5年間と、「完成形」で「家に帰るのが楽しみだ」と思える5年間。どちらが賢い投資でしょうか?
このセットは、AVアンプの“沼”に費やすはずだった「時間」「労力」「ストレス」そして「将来の追加コスト」をすべて先回りして解決してくれる、「未来への投資」 なのです。
唯一の注意点:Trueplay(自動音場補正)はiOSデバイスが必須
Sonosの最大の強みの一つである、部屋の音響特性を自動で最適化する「Trueplay」機能。これが非常に優秀なのですが、一つだけ明確な注意点があります。
それは、このTrueplayの測定・設定に「iOSデバイス(iPhoneまたはiPad)」が必須であるという点です。
えっ、Androidユーザーはどうすれば…?



ご安心ください。Trueplayは「一度設定すれば終わり」のものです。ご家族やご友人がiPhoneをお持ちであれば、一時的に借りて設定するだけでOKです。その価値は十分にあります。
もしどうしてもiOSデバイスを準備できない場合、Trueplay無しでも動作しますが、最高のパフォーマンスを引き出すためには、この点だけご留意ください。
よくある質問 (FAQ)
まとめ:Sonos Beam (Gen 2) は「完成形」でこそ“本物”になる
この記事では、Sonos Beam (Gen 2) が「Sub Mini」と「ERA 100」を得て「完成形」 となることで、いかにその評価を“激変”させるかを、RTINGS.com の客観的データに基づいて解説しました。
- 単体 (Movies 7.2 / Dialogue 7.5): 後悔する可能性が高い「不完全」な状態。
- 完成形 (Movies 7.7 / Dialogue 8.2): 格上の Arc を超えるほどの「セリフ明瞭度」と、「本物の低音・サラウンド」を手に入れた「別次元の製品」。
Sonos Beam (Gen 2) の単体購入は、例えるなら「高級車のエンジンだけを買う」ようなものです。
Sub Mini という「強靭な足回り」と、ERA 100 という「快適なリアシート」を手に入れて初めて、その車は「異次元のドライブ体験」を提供してくれます。
AVアンプの“沼”は、もう終わりです。
40代からの賢い投資で、配線のストレスなく、ご家族と「異次元の没入体験」を手に入れてください。この「完成形」なら、まず失敗しません。
▼ Sonos Beam (Gen 2) 「完成形」セットはこちら
- 核となるサウンドバー:Sonos Beam (Gen 2)
- 迫力を加えるサブウーファー:Sonos Sub Mini
- 包囲感を加えるリアスピーカー:Sonos Era 100 (×2)








