こんにちは、「スマートホームシアターの教科書」のナオキです。
先日、熱心な読者の方から、非常に鋭いご質問をいただきました。
「ナオキさんはRTINGS.comのデータを絶対的な基準にしていますが、なぜ日本で人気のREGZA(レグザ)のレビューがRTINGSに一切ないのでしょうか? REGZAは選択肢として“ナシ”なのでしょうか?」
…これは、本当に素晴らしい着眼点です。
国内の家電量販店に行けば、REGZAはSONYやPanasonic、LGと並んで一等地に鎮座しています。「タイムシフト」などの独自機能も魅力的ですよね。
巷のランキングサイトやレビューブログを見れば「REGZA最高!」という記事は山ほど見つかります。私がランキング記事を書かない理由
ですが、当ブログが「物差し」として最も重要視する、客観的測定データ(RTINGS.com)の土俵には、なぜかREGZAは上がってこない。
なぜか?
この記事では、その「理由」と、さらに一歩踏み込んで「では、REGZA(および親会社)の客観的な実力はどうなのか?」を、プロの視点からデータ(ファクト)に基づいて徹底的に解き明かしていきます。
国内の主観的なレビュー記事に惑わされず、「賢い投資」をしたい40代のあなたにとって、これはテレビ選びの“物差し”を確定させるための重要な記事になります。
- 結論1:REGZAがRTINGSに無い理由は「北米市場で展開されていない」から
- RTINGS.comは北米(アメリカ・カナダ)で流通するモデルをレビューするサイトです。REGZAブランドは北米では展開されていないため、レビュー対象外となります。これは品質が低いから、という理由ではありません。
- 結論2:REGZAは「ハイセンス(Hisense)グループ」傘下である
- 2018年以降、東芝映像ソリューション(REGZA)は、中国の巨大メーカー「ハイセンス」の傘下に入っています。開発体制は国内に残っていますが、グローバルな視点では「ハイセンスグループ」の製品です。
- 結論3:親会社ハイセンスのRTINGS評価は「LGに劣後」する(特に映画・ゲーム)
- そこで、親会社ハイセンスのハイエンド機(Mini LED)のRTINGS評価を、LG(有機EL)やSONY(有機EL)と比較すると、特に映画の「応答速度」やゲームの「入力遅延」で明確な差があります。
- 結論4:40代の「賢い投資」は、データで優位なLGである
- 国内の主観的レビューや独自機能(タイムシフト等)に魅力を感じるならREGZAも選択肢ですが、当ブログが追求する「異次元の没入体験(映画・ゲーム)」のための客観的性能(応答速度、低遅延)を重視するなら、RTINGSや国内の客観的データ(AV Watch等)で明確に優位性が示されているLGやSONY、Panasonicの有機ELテレビを選ぶことが、「失敗しない・沼にハマらない」賢い投資であると私は断言します。
理由1:REGZAが「RTINGS.com」に存在しない、たった一つの理由
これは非常にシンプルです。
ナオキ結論から言うと、REGZAブランドがRTINGS.comのレビュー対象である北米(アメリカ・カナダ)市場で、現在主要ブランドとして展開されていないからです。
RTINGS.comは、カナダに拠点を置く第三者機関です。彼らは公平性を担保するため、メーカーから製品提供(いわゆる“忖度”レビュー)を受けず、自ら北米の小売店(Best Buyなど)で市販品を購入してレビューしています。RTINGS.comの信頼性についてはこちら
なるほど!品質が悪いからレビューされない、とかじゃないんですね?



その通りです。あくまで「市場が違う」という、ただそれだけの理由です。日本国内では「TVS REGZA」が独自に開発・販売を行っています。
では、「REGZAの客観的な実力」はどう判断すればいいのか?
ここで重要になるのが、次の事実です。
理由2:REGZAの「親会社」ハイセンス(Hisense)の客観的評価
現在、「REGZA」ブランドのテレビを開発・販売している「TVS REGZA株式会社」は、2018年から中国の総合家電メーカー「ハイセンス(Hisense)」のグループ企業となっています。
もちろん、REGZAの開発拠点は日本にあり、長年培われた高画質エンジン(例:レグザエンジン)などの技術は継承・発展しています。
しかし、グローバル市場という大きな視点で見れば、REGZAはハイセンス・グループの一員です。



ここで、当ブログならではの視点が出てきます。「REGZA」本体がRTINGSに無くても、「親会社ハイセンス」の製品は、RTINGSで徹底的にレビューされているからです。
ハイセンスは、特に北米市場ではMini LEDテレビでLGやSONY、Samsungに挑む、非常にアグレッシブなメーカーです。
彼らのハイエンドモデル(例: Hisense U9N)が、RTINGSでどのような「客観的評価」を受けているか。それを当ブログが推奨するLGやSONYのモデルと比較すれば、グループ全体の「実力の傾向」が見えてきます。
【データ比較】ハイセンス vs LG(RTINGS.com)
40代の私たちがテレビに求めるのは「映画やゲームの没入感」ですよね。
そのために重要なのは、RTINGSの測定項目で言うところの「Movies(映画)」「Gaming(ゲーム)」そして、それらの評価の根拠となる「Response Time(応答速度)」と「Input Lag(入力遅延)」です。
▼ ハイセンス vs LG 測定スコア比較(ハイエンドモデル)
評価項目 Hisense U9N LG G5 Mixed Usage (総合) 8.3 9.0 Home Theater (ホームシアター) 8.4 9.0 Gaming (ゲーム) 8.0 9.1



さて、このデータを見て、あなたは何を感じるでしょうか?
ハイセンスのスコアも非常に高いレベルにあることは間違いありません。
しかし、当ブログが重視する映画やゲームの没入感で0.7ポイント以上の大きな差がついていることは事実です。なぜMini LEDは有機ELに勝てないのか?(詳細解説)



もちろん、REGZAが日本国内で開発しているモデルが、ハイセンスの北米モデルと全く同じ傾向とは言い切れません。
しかし、グループ全体の「客観的評価」の傾向として、映画の応答速度やゲームの低遅延性能において、LGやPanasonicの有機ELが(RTINGSのデータ上)一歩リードしている、という「事実」は押さえておく必要があります。
理由3:国内の客観的データ(AV Watch)が示す「入力遅延」の差



RTINGSだけではありません。国内で最も信頼できるAV専門メディアの一つ「AV Watch」でも、定期的にテレビの入力遅延は測定・比較されています。
▼ ハイセンス vs LG 入力遅延比較(ハイエンドモデル)
入力遅延 Hisense U9N Hisense U9R LG G5 4K60p 9.5ms 9.8ms 1.4ms 2K120p 1.5ms 1.5ms 0.8ms 出典:AV Watch | ハイセンスのミニLEDテレビ「U9R」。魅力はトップクラスの高輝度性能!【測定データすべて見せます(1)】
出典:AV Watch | 次世代RGB有機ELのLGテレビ「G5」。プロ機並みの色精度!【測定データすべて見せます(2)】



いかがでしょうか。
国内の客観的な測定データを見ても、やはり「ゲームの没入感(低遅延)」を追求するならば、LGの有機ELが最強の選択肢である、という事実は揺るがないのです。PS5シアターの「唯一解」はこちら
なるほど…。国内のレビューだけ見て「REGZAはタイムシフトがあるから便利そう」と安易に決めるところでした。



タイムシフト機能があなたの生活に絶対に必要なら、それは「賢い選択」です。しかし、当ブログが目指す「映画やゲームの“異次元の没入体験”」という観点では、「応答速度」や「入力遅延」という客観的データ(ファクト)を無視すべきではありません。
まとめ:40代の「賢い投資」は、データ(ファクト)で選ぶ
今回は、「なぜREGZAがRTINGSにないのか?」という鋭い疑問を入り口に、テレビ選びの「物差し」について深く掘り下げてきました。
- REGZAがRTINGSに無いのは、単に「北米市場で売られていない」から。
- REGZAの親会社ハイセンスのRTINGS評価は、LG/Panasonicの有機ELに対し、「応答速度」と「入力遅延」で明確なビハインドがある(=映画の残像感、ゲームの遅延で不利)。
- この傾向は、国内の客観的データ(AV Watch等)でも裏付けられており、特にLGの有機ELが「最強のゲーミングテレビ」として優位である。



巷のランキングサイトや、国内の主観的レビューに流されてはいけません。
あなたが「賢い投資」として「異次元の没入体験」を求めるなら、選ぶべき答えは、客観的なデータ(ファクト)が示しているはずです。
当ブログでは、RTINGSの客観的データに基づき、「40代の賢い投資」として最強の有機ELテレビを厳選して紹介しています。REGZAで迷っていたあなたの「最終的な答え」が、きっと見つかるはずです。プロが断言する「有機ELテレビの結論」はこちら



