【プロが暴露】「国産有機EL」という幻想。REGZAもSONYも中身は韓国製である事実と、それでも“日本ブランド税”を払うべき唯一の条件

「やっぱりテレビは国産。SONYかREGZAを買っておけば間違いない」

もしあなたが、20年前のブラウン管やプラズマテレビの時代の感覚のまま、あるいは家電量販店の店員さんの言葉を鵜呑みにしてそう信じているなら、少しだけ立ち止まってください。

あなたは今、「中身は同じ(あるいは型落ち)」の製品に、ブランドロゴ代として10万円以上を余分に払おうとしている可能性が高いからです。

私たち40代にとって、10万円は大金です。それは、シアター体験を劇的に変える「サウンドバー」に投資できる金額です。

今日は、業界の“不都合な真実”である「パネル供給の裏側」について、忖度なしにお話しします。これを読めば、なぜ私が「映画とゲームを楽しむならLGこそが最強の賢い投資」と断言するのか、その理由がクリアに見えてくるはずです。私が忖度なしに真実を語れる理由

▼お忙しい方へ:この記事の結論
  1. 純国産の有機ELパネルは存在しない。 SONYもREGZAもPanasonicも、パネルはLG Display社(またはSamsung Display社)から買っている。
  2. 「日本ブランド税」の正体は、パネル代ではなく「地デジを綺麗に見せる画像処理エンジン」と「録画機能」への対価である。
  3. 映画・ゲーム(4K/HDRコンテンツ)がメインなら、本家本元のLG製テレビ(特にB4/G5シリーズ)を買うのが最もコスパが良い。
  4. REGZAを買うべき唯一の理由は、「地デジを毎日長時間見る」「全録(タイムシフトマシン)が手放せない」場合のみ。

結論:映画・ゲーム・ネット動画派は、迷わずLGを選んで浮いた予算を「音」に回せ。


目次

あなたが信じている「国産有機EL」の中身は、すべて韓国製です

まず、残酷な事実からお伝えしなければなりません。現在、世界のテレビ市場において、大型有機ELパネルを量産・供給しているメーカーは、実質的に以下の2社しかありません。

  1. LG Display(韓国):WOLEDパネル(世界の有機ELの大多数)
  2. Samsung Display(韓国):QD-OLEDパネル(SONYの最上位モデルなどに採用)

日本のメーカー(SONY、Panasonic、SHARP、REGZA)は、自社で有機ELパネルを製造していません。彼らはパネルを上記の韓国メーカーから「購入」し、自社の映像エンジン(画像処理チップ)とスピーカー、外装を組み合わせて販売している「セットメーカー」に過ぎないのです。

「料理」で例えると分かりやすい

  • パネルメーカー(LG/Samsung): 最高級の「肉(食材)」を生産する牧場。
  • セットメーカー(日本メーカー): その肉を仕入れて、調理(味付け)して提供するレストラン。

ここで問題になるのは、「同じ肉を使っているのに、レストランによって値段が倍違う」という現象です。

でもナオキさん、同じ肉でもシェフの腕(映像エンジン)で味は変わりますよね?そこに価値があるのでは?

ナオキ

おっしゃる通りです。かつて、日本の「シェフの腕」は世界一でした。しかし、今は状況が少し違います。「食材の鮮度」そのものに差がついている場合があるのです。

なぜ「本家」のLGが最強のコスパを叩き出せるのか

日本メーカーのテレビが高いのには理由があります。パネルを輸入し、独自の高価なプロセッサーを載せ、流通コストとブランド利益を乗せる必要があるからです。

一方、パネルを製造しているLGグループの「LGエレクトロニクス(テレビ販売部門)」は、いわば「牧場直営の焼肉店」です。

1. 「垂直統合」による圧倒的なコストメリット

LGは、グループ内でパネル製造からテレビの組み立てまでを一貫して行えます。中間マージンが発生しないため、日本メーカーがどうあがいても実現できない低価格で製品を販売できます。

2. 「最新パネル」は常に本家が優先される

ここが非常に重要なポイントです。
LG Displayが新しい技術(より明るいパネルなど)を開発した際、その最新パネルは自社ブランド(LGのテレビ)や、超高額な取引先(一部のハイエンド機)に優先的に回されます。最新パネル搭載『LG G5』の詳細レビュー

その結果、「日本メーカーの20万円のモデルには『1世代前』のパネルが使われているのに、LGの15万円のモデルには『最新』のパネルが使われている」という逆転現象が頻繁に起こります。

▼ 2025年フラッグシップ有機EL 3強 比較スコア(RTINGS.comより)

モデル名総合評価 (Mixed Usage)映画鑑賞 (Home Theater)ゲーム (Gaming)応答速度 (Responsiveness)
LG G59.09.09.19.2
Panasonic Z95B8.98.99.29.4
SONY A95L8.78.98.88.9
※スコアは10点満点。Responsivenessは応答速度や入力遅延の評価)

出典:RTINGS.com |LG G5 OLED  TV Review

出典:RTINGS.com |Panasonic Z95B OLED  TV Review

出典:RTINGS.com |Sony A95L OLED  TV Review

それでも「日本ブランド税」を払うべき唯一の条件

私はLGを推奨していますが、日本メーカー(特にREGZA)を全否定しているわけではありません。彼らには、LGには絶対に真似できない「強み」が一つだけ残されています。

それは、タイムシフトマシン(全録機能)です。

「地デジ」というガラパゴス環境

日本の地上波放送は、解像度が低くノイズも多いです。これを4Kの大画面有機ELでそのまま映すと、アラが目立って汚く見えてしまいます。

  • REGZAなどの日本勢: 長年のノウハウで、地デジのノイズを消し、肌色を日本人好みに補正し、クッキリ見せる処理(超解像技術)が上手い。
  • LGなどの海外勢: 世界基準の「4K映像(Netflixやブルーレイ)」を綺麗に映すことに特化しており、日本独自の地デジ画質の補正は「そこそこ」レベル。

また、REGZAの代名詞である「タイムシフトマシン(全録機能)」。これに依存している生活を送っている方にとって、他社への乗り換えは不可能でしょう。

あなたの「視聴スタイル」はどっち?

ここで結論が出ます。

  1. 「テレビはニュースやバラエティ、ドラマの録画を見るのが中心」という人
  2. 「映画、Netflix、YouTube、PS5でのゲームが中心」という人(※当ブログの読者はこっちなはずです)
    • 正解: LG
    • 元々の映像ソースが高画質なため、日本メーカーの過剰な補正機能は不要です。むしろ、映画製作者の意図した通りの色を出す「Filmmaker Mode」などは、LGの方が優秀な場合すらあります。

40代の賢い投資:浮いた10万円の使い道

ここまで読んで、「なんとなく国産」という選び方がいかにもったいないか、お分かりいただけたでしょうか。

もしあなたが「映画やゲームの没入感」を求めているなら、同じパネルを使っている(あるいは古いパネルの)国産テレビにプラス10万円を払うのは、「賢い投資」とは言えません。

その10万円をどう使うべきか? 私の答えは明確です。「音」です。

映像はパネルの性能(LGで十分以上)で決まりますが、没入感の半分は「音」が支配しています。テレビ内蔵のスピーカーは、国産だろうがLGだろうが、物理的に薄っぺらい音しか出ません。

「LGの有機ELテレビ」 + 「5〜10万円クラスのサウンドバー」

この組み合わせこそが、予算を抑えつつ、国産テレビ単体では絶対に到達できない「異次元のシアター体験」を手に入れるための、40代の黄金の勝利の方程式です。

「では、具体的にどのサウンドバーを選べばいいのか?」
その答えも、もちろん用意してあります。ランキング検索で時間を無駄にする前に、以下の「結論」をご覧ください。【予算別】40代が買うべきサウンドバーの正解(2025年版)

まとめ:ブランド名ではなく「実利」を取れ

今回の記事のポイントを整理します。

  • 国産有機ELの中身はLG(またはSamsung)製。「純国産」は幻想。
  • 日本メーカーが高い理由は、地デジ用エンジン、録画機能、そしてブランド料。
  • 地デジ重視・全録必須の人だけが、REGZAやPanasonicを買うべき。
  • 映画・ゲーム・ネット動画重視の人にとって、最も賢い投資はLG
  • 浮いた予算でサウンドバーを買うのが、シアター構築の正解。

「みんなが買っているから」「昔から知っている名前だから」で選ぶのは、もう卒業しましょう。中身を知り、自分の用途に合ったものにお金を払う。それが40代の「賢い投資」です。

あなたのシアターライフが、ブランドへの幻想ではなく、実質的な「体験」で満たされることを願っています。

▼映画・ゲーム派の40代に贈る、今最も賢い選択肢

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