スマートホームシアターの教科書、コンシェルジュのナオキです。
「最新のMini LEDテレビが欲しい。やっぱり安心のSONY BRAVIA 7か…でも高いな」 「TCL C8Kが評判いいけど、中国メーカーだしSONYと比べるのは失礼か…」
もしあなたが今、家電量販店でこの2台を見比べて迷っているなら、この記事に出会えてラッキーです。そのままSONYを買うと、約9万円をドブに捨てることになるかもしれません。
今回は、2026年現在のMini LEDテレビ界における「頂上決戦」、TCL C8K(QM8K)とSONY BRAVIA 7(XR70)を、忖度なしの客観的データ(RTINGS.com)で徹底比較します。
結論から言いましょう。 「ブランドロゴ」ではなく「映像美」にお金を払いたいなら、正解はTCL C8K一択です。
なぜプロの私がそこまで言い切るのか? そして、なぜ「BRAVIA 5」を買うのが一番“最悪の失敗”なのか?
客観的な数値が示す「残酷な真実」を、一緒に見ていきましょう。
TCL C8K (約17万円) が勝つ点: 「明るさ(輝度)」と「コントラスト」。映画の爆発シーンや夜景の煌めきは、SONY BRAVIA 7 (約26万円) を物理的に凌駕しています。
SONY BRAVIA 7 (約26万円) が勝つ点: 「地デジ(低画質)」のアップスケーリング処理。古いドラマやバラエティ番組を綺麗に見たいならSONYに分があります。
【最重要】BRAVIA 5 (約22万円) は買うな: C8Kよりスペックが低いのに5万円も高い。ここを選ぶのが「一番の失敗」です。
結論: 地デジメインでなければ、TCL C8Kを選んで、浮いた9万円で「最強のサウンドバー」を買うのが、賢い40代の最適解です。
比較の前に:なぜ「BRAVIA 5」が最大の罠なのか?
TCL C8KとSONY BRAVIA 7の比較に入る前に、一つだけ整理しておかなければならないことがあります。
それは、SONYのラインナップに存在する「BRAVIA 5 (XR50)」というモデルの存在です。
多くの人はこう考えます。 「BRAVIA 7(26万円)は高いから、少し妥協してBRAVIA 5(22万円)にしようかな。これでもTCL(17万円)より高いし、SONYだから性能は上だろう」
これこそが、メーカーの思うツボであり、最大の失敗パターンです。
2026年1月時点の価格(65インチ目安)を見てください。
- SONY BRAVIA 7 (Mini LED):約26万円
- SONY BRAVIA 5 (通常LED):約22万円
- TCL C8K (Mini LED):約17万円
驚くべきことに、TCL C8Kの価格は、Mini LEDですらない下位モデルの「BRAVIA 5」よりも5万円も安いのです。
スペック(輝度・黒の締まり)で劣るBRAVIA 5に高い「ブランド税」を払うか、最新技術(Mini LED)のC8Kに投資するか。 賢いあなたなら、答えは明白ですよね?
比較の土俵に乗る資格があるのは、Mini LEDを搭載した上位機種「BRAVIA 7」だけです。ここからは、この2強を徹底比較します。
Round 1:明るさ(輝度)対決。「3600nits」の暴力的な差
HDR映像(映画や最新ゲーム)の臨場感を決める最も重要な数値、それが「ピーク輝度(明るさ)」です。 RTINGS.comの実測データを見てみましょう。
HDR Brightness (Peak 10% Window)
- TCL QM8K (C8K相当): 3,605 cd/m²
- Sony BRAVIA 7: 1,949 cd/m²
この数値の差は「誤差」ではありません。「圧倒的」な差です。
TCL C8Kは、SONY BRAVIA 7の約1.8倍の明るさを持っています。これは、太陽の光、爆発の閃光、魔法のエフェクトなどが、TCLでは「眩しい!」と感じるレベルで表現されることを意味します。
BRAVIA 7も約2000nitsあり十分に高性能ですが、C8Kの3600nitsは完全に別次元(モンスター級)です。明るいリビングで視聴する場合でも、TCL C8Kなら映り込みに負けず、くっきりとした映像を楽しめます。
Round 2:黒の表現力(コントラスト)。SONYが負ける日
「でも、黒の締まりやコントラストはSONYが上でしょう?」 そう思うかもしれません。しかし、データは残酷です。
Contrast Ratio (コントラスト比)
- TCL QM8K (C8K): 273,200 : 1
- Sony BRAVIA 7: 120,475 : 1
コントラスト比においても、TCL C8KはSONY BRAVIA 7の2倍以上のスコアを叩き出しています。
これはTCLが搭載する「ローカルディミングゾーン数(LEDを細かく制御するエリア数)」が、SONYよりも圧倒的に多いためです(RTINGS調査でTCLは1,680ゾーン、SONYは480ゾーン)。
夜空の星、暗闇に浮かぶ文字。TCL C8Kはそれらを「有機ELに近いレベル」で完璧に制御し、ハロー現象(光漏れ)を抑え込みます。
Round 3:唯一SONYが勝つ「処理能力(アップスケーリング)」
ここまでTCLの圧勝ですが、SONYが高い理由もここにあります。それが「映像処理エンジン(Processing)」の差です。
Upscaling: Sharpness Processing
- TCL QM8K (C8K): 7.5
- Sony BRAVIA 7: 9.0
ここが唯一にして最大の分かれ目です。
「地デジ(地上波放送)」や「古いDVD」「YouTubeの低画質動画」を見る場合、SONYのXRプロセッサーは魔法のようにボヤけた映像のディテール(細部)を復元し、クッキリとした映像に変換してくれます。TCLもスムージング処理(ノイズ除去)は健闘していますが、低解像度を4Kに引き上げる「アップスケーリング(解像感)」に関しては、まだSONYの技術力には及びません。
結論:約9万円の価格差の正体は「安心」か「スペック」か
最後に整理しましょう。
SONY BRAVIA 7(約26万円)を買うべき人
- 視聴時間の8割が「地上波放送(バラエティ・ニュース)」の人。
- 家族が機械に疎く、「SONYじゃないと不安」と言う場合(家庭の平和維持費として9万円は必要経費です)。
TCL C8K(約17万円)を買うべき人
- Netflix、Amazonプライムビデオ、Disney+などの4K配信がメインの人。
- PS5やPCゲームをする人(144Hz対応でゲーム性能もTCLが上です)。
- 「賢い投資」をしたい人。
正直なところ、4Kコンテンツを見る分には、TCL C8Kの画質はSONY BRAVIA 7と同等、いや輝度とコントラストにおいては凌駕しています。
9万円あれば何ができるでしょうか?
テレビのスピーカーは所詮「おまけ」です。浮いた9万円で、評価の高いサウンドバーを追加してください。
「TCL C8K (17万) + JBL Bar 1000 (9万)」の組み合わせなら、合計26万円。
SONY BRAVIA 7を単品で買うのと同じ予算で、あなたは「最高クラスの映像」と「映画館のようなリアルサラウンド」の両方を手に入れることができます。
